【開催報告】tomoni.とトーキングサークルで祝う 『これまでとこれから』2021→2022

tomoni.とトーキングサークルで祝う
『これまでとこれから』2021→2022


2人からみんなへこんな招待状から始まりました。

年末の足音が聞こえてきて、少しずつ、1年が終わろうとしていますね。

みなさん、今年は、どんな1年でしたか。
僕らはついつい、自分の取り組みや言ったことやったことを、「大したことない」って思ってしまったりします。

「まだまだやらなきゃ!」って思っちゃったり、「はい、これはおわり!次、次!!」みたいに先を先を見て、走り続けて少し疲れちゃったり。

どうかな、あるよね?僕らもあります。どうやら僕らは、頑張ったことや成し遂げたことなどを、立ち止まって評価したり、喜ぶことをあまりしないのかもしれません。

でもね、人は必ず変化しているし、いつも願いに向かって歩いていると、僕らは思っています。
それに気づいてあげることは、きっとよりよい未来に向かう助けになるじゃないかな。

1年の終わりに、みんなといっしょに、やさしく温かい眼差しで過ぎゆく年を労い喜べたら、素敵だと思いました。
1年の終わりに、みんなといっしょに、晴れやかな未来を遠慮なく描いて、思いっきり来る年を歓迎できたら、素敵だと思いました。

いろんなことがあったけれど、僕らは本当によく生きたね。
やってくる年はきっと、思いもかけないような、素晴らしい年になるね。
そうやって笑って、時には少し泣いて、最後には僕らと乾杯しましょう。
これまでを喜び、これからを祝う1日に、あなたを招待したいです。



そして当日…
無事終えることができたー!!やったーーーー!!!!

過去を振り返るパートと、未来を描くパートの2部構成で、10:00-17:00という長丁場。
加えて時はド年末という状況で、誰か来てくれるのだろうかと思っていたけど、蓋を開けてみたら2日で8名の定員がいっぱいという驚きの結果でした。

焦ったのは言い出しっぺの僕らで、期待に応えたいとドキドキしながら準備を進めた結果、ヒロの口には3日前から口内炎ができました。笑
でもそれ以上に、準備から本当に楽しかった。

こんなワークはどうだろう。
この構成だと学びが深まるかな。
参加者の皆の顔を思い浮かべながらそんな話を2人で重ねる日々は、慌ただしくも、本当に豊かな時間でした。

初めのチェックインの時点から、今日、皆が集って顔を合わせられたことは、決して当たり前ではないんだということをじんわりと味わっていました。

お子さんがいること、とても遠くに住んでいること、体調や事情があること…色々を調整しながら、寒い冬の朝に長い坂を登って、集ってきてくれた。

なにより、ここまであなたという存在を生きて生きて、今日僕らのもとに連れてきてくれた。

それを味わった時、もう既に100点満点じゃないかと拍手したくなった。

あなたはすごいね。俺たちはすごいね。

いろんなことがありながら、それでもこうやって生きてきたんだから。

大切に手渡される一人ひとりのニーズ、縁側で並んで昼食を食べる姿、涙と共に語られる今年の話、希望と共に語られる未来の話、お互いに向けられたやさしくて温かい眼差し、その全てが美しくて、本当に愛おしかったです。

大切な大切なあなたの話を分かち合ってくれて、本当にありがとう。

サークルで皆が、自分へのあたたかな言葉を語り、また仲間から愛のこもったカードを受け取っている様を見ながら、一編の詩を思い出していました。

谷川俊太郎さんの『魂のいちばんおいしいところ』という詩を紹介して、大阪の片隅に生まれた素敵な時間の記録に代えたいと思います。
神様が大地と水と太陽をくれた
大地と水と太陽がりんごの木をくれた
りんごの木が真っ赤なりんごの実をくれた
そのりんごをあなたが私にくれた
やわらかいふたつのてのひらに包んで
まるで世界の初まりのような
朝の光といっしょに
何ひとつ言葉はなくとも
あなたは私に今日をくれた
失われることのない時をくれた
りんごを実らせた人々のほほえみと歌をくれた
もしかすると悲しみも
私たちの上にひろがる青空にひそむ
あのあてどないものに逆らって
そうしてあなたは自分でも気づかずに
あなたの魂のいちばんおいしいところを
私にくれた


僕たちに、あなたの魂のいちばんおいしいところを分かち合ってくれてありがとう。

ハッとするほど瑞々しくて、見惚れるほどに美しく、柔らかくてあたたかいそれらが、これからも大切に大切にされてほしいと心から願います。

僕らtomoni.に心を寄せてくれて、愛してくれて、いつも本当にありがとう!

来年もきっとまた、元気で会いましょうね💐

ヒロ

tomoni.

「なにひとつおいていかない」ことをコンセプトとする対話・場づくりユニット。性の多様さを含めたあらゆる違いを豊かさに。内側の感情や声を丁寧にひろい、すべてを含んで共に生きることを目指します。

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