「人は真実に触れると、涙が出るんだよ」【開催報告】KATARIBA


2022.2.5 KATARIBA


知らず知らず隠してた
本当の声を響かせてよ、ほら
見ないフリしていても
確かにそこにある
(YOASOBI『群青』より)


クラウドファンディングがオープンする日、僕らは一つのサークルを囲んでいました。

昨年10月に開催した、KATARIBAでの共感サークルの続き。の、予定だった。


いろんなことが重なって、蓋を開けてみれば8名の参加者が半分の4名。

KATARIBAのオーナーである友人とも、仕方ないねと言い合って、「普段よりじっくり話せるかもね」と気持ちを新たにして臨んだ対話のサークルでした。


いやぁ、奇跡が起こった。とんでもなかった。


参加者4名が全員泣いて、僕も泣きました。


円になって座る時、僕らは何か特別なことをしているわけではありません。

ただ話したいことを話していい場を作って、一人一人が語ることに、みんなで耳を傾けるのです。

それなのに、語り手が、ほんとうのことを語り始める。


それを聞き取って、感じたことを返したり返さなかったりしながら、その人の中に何があるのか、みんなで一緒に見に行く。みんなで一緒に見守る。

そうしたら、不思議とその人の何かに触れる。


大切な何か。重要だと思っている何か。深く願っている何か。


『こんなこと思っちゃいけない』『どうせ叶わない願いなんて、持たない方がいい』

そんな痛みの奥に、「本当はこれがほしい」「本当はこうなりたい」かすかな願いの声が聞こえる。


思っちゃいけないことなんて、ない。願っちゃいけないことなんて、ない。


あなたはそのことで、心が揺れるんでしょう?


あなたのほんとうのことは、どれもとっても美しいんだよ。

願いを込めながら、聞こえてくる小さな願いを、みんなで大切に、大切にするのです。


「人は真実に触れると、涙が出るんだよ」と教わったことがあります。

どうやら本当にそうらしい。

今回のサークルも、語りながら、みんな涙を流していました。きっとそれが、ほんとうのことだったから。


真実から出た涙は、表面的な痛みや恐れから出た涙とは、全然、それはもう全然違うんです。

今回も、美しいほんとうのことばと涙に触れて、僕も本当に感動しました。



参加者さんの一人が、終わったあとに僕に連絡をくれて。

そこには「一人ただきつくて泣くのとは全く違う涙でした」と書かれていて、また心震えました。


『1人で感じなくてもいい。

みんなで抱えることができる、辛い時はみんなで行けるって、あなたにそんな世界があるって見せたかった。

それを感じてもらえたみたいで、嬉しい。』


そう返して、その人が明日も明後日も、自分がほんとうに願ってること感じていることを、忘れずにいられますようにと祈りました。

これからも、輪になって話す中で明かされるほんとうを目撃して、心震えたい。

ひとが、そのひとらしくなっていく瞬間に立ち会いたい。


不思議ですか?でも、対話のサークルでは、こんなことが起こります。それもしばしば。

これからもそんな場を、たくさんの人たちと分かち合うことができますように。


ヒロ

============================

tomoni.クラウドファンディング挑戦中!!

▼tomoni.のクラウドファンディングページ【2/5(土)21:00-3/12(土)23:59】

※スマホはリターンがページの最下部にあります

https://camp-fire.jp/projects/view/547900


#違いは間違いじゃない

#かけがえのない美しいギフトだ

#違いが豊かさになる社会に

#ありのままの存在が慈しまれる関係性へ

============================

tomoni.

「なにひとつおいていかない」ことをコンセプトとする対話・場づくりユニット。性の多様さを含めたあらゆる違いを豊かさに。内側の感情や声を丁寧にひろい、すべてを含んで共に生きることを目指します。

0コメント

  • 1000 / 1000