『We are』へのお誘い from tomoni.


こんにちは、tomoni.(ともに)です。


tomoni.は「いつみ」と「ヒロ」のふたり組。ふたりとも、セクシュアルマイノリティ(LGBTQ+)の一員です。


今日はみんなにお知らせしたいことがあって、お手紙を書きました。

読んでもらえたらうれしいです。


<ヒロ & いつみ>


ふだん、ぼくらは学校に出かけて行って、


『気持ちを大事にしていいよ』
『人とちがってても大丈夫だよ』
『好きにまちがいはないし、変なことやダメなことなんてないよ』


そんな話をしているんだけど、自分のことを安心して話せるときって、もしかしたら少ないかもしれないって思ってます。どうかな?


ぼくらはみんなくらいの時、学校や家の中で、ありのままの自分でいられたり、ほんとうの気持ちを話して聞いてもらうことがあんまりありませんでした。


性別のことだったり、恋のことだったり、友だち関係のことだったり、いろんなことで悩んだけど、その時はそれをどうしたらいいのかわからなかった。


「人と自分がちがうんじゃないかな」

「自分のことわかってもらえないんじゃないかな」


そんな気持ちって誰もが思うんだけど、それがセクシュアルマイノリティ(LGBTQ+)であれば、なおさら困ることがいろいろあったりします。


それは困っているみんなのせいではなく、社会の課題であって、みんなが悪いんじゃないんだよ。


でも、だからといって明日すぐにはガラリと変わらない学校や家の中で暮らしていくのは、大変なことや苦しい時があるかもしれないね。


ぼくらは、大人になってから、性のありかたって色々あるんだなって知ったり、いろんな性を生きている友だちができたりして、自分らしいってどういうことなのかを少しずつ知っていきました。


自分の思っていることや感じていることを話せる居場所もだんだん増えてきて、そこがあるから安心して過ごせる時間も増えて、昔より自分らしくいられるようになりました。


辛い中や、困っている中でも、時々でも本音を話せたり、わかってくれる仲間がいると、明日もちょっとがんばろうかなって思えるかもしれないね。


「本当なら、10代の時にそんな場所があったら良かったのに!」

そう思ったからぼくらは、昔のぼくらみたいに今困っているセクシュアルマイノリティ(LGBTQ+)のみんなが、自分のままで話ができる、お話し会を開くことにしました。


ここでは、あなたがほんとうにしてみたい服や髪型をしてみてほしい。

ここでは、あなたがほんとうにすきな人やすきなものの話をしてほしい。


ぼくらは、みんながなにを言っても否定したりしません。


だって、それがどれだけ大切なことなのか、昔子どもだったぼくらも知ってるから。


ただ、ほんとうのことを話してほしい。みんなのほんとうを知りたいです。


いきなり話せなくてもいいんです。言葉にするって練習がいるから、上手にできなくていいし、たくさん失敗していいし、訳わからなくなってもいい。

ぼくらは、その時間もあなたといっしょにいます。


自分のこと、話してみたい。
自分のこと、もっと知りたい。
ほんとうのことを話せるつながりがほしい。


そう思っていて、あなたがセクシュアルマイノリティ(LGBTQ+)かもしれないなって思うなら、ぼくらはとっても大歓迎です。


たったひとりだけの、大切なあなたの話を聴かせてください。

あなたと会えること、とっても楽しみにしています。


tomoni. いつみ・ヒロ

▼LGBTQ+(かもしれない人を含む)子ども・若者のための語り場『we are』についてはこちらから

https://tomoni-to-tomoni.amebaownd.com/pages/6233552/page_202207021433

tomoni.

「なにひとつおいていかない」ことをコンセプトとする対話・場づくりユニット。性の多様さを含めたあらゆる違いを豊かさに。内側の感情や声を丁寧にひろい、すべてを含んで共に生きることを目指します。

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